釣りにおすすめのバイク

セロー250

林道の澄んだ空気や、木漏れ日の中をバイクでトコトコ走るのって最高に気持ちいいですよね。
そんな自然の奥深くへ入っていくのに、これ以上ない相棒といえば『ヤマハ セロー250』です。
2020年に惜しまれつつ生産終了してしまいましたが、その人気は衰えるどころか、中古市場では名車として今でも多くのライダーに探されています。
今回は、なぜセロー250がこれほどまでに愛され続けるのか、その魅力や現実的な維持費について、僕なりの視点で深掘りしてみました。

転んでも走り続けられるタフさが冒険心を支える

生産終了となった今でも、中古市場で絶大な人気を誇るこのバイク。
その最大の理由は、なんといってもとにかく壊れにくいという圧倒的なタフさにあります。
僕も林道で何度か転倒した経験がありますが、セローの頼もしさには何度も助けられました。

林道などの悪路では、どうしても転倒のリスクがつきまといます。
ピカピカのフルカウル車だと「カウルが割れたらどうしよう」「レバーが折れたら帰れないかも」という不安が頭をよぎり、思い切った走りができないことも多いですよね。
でも、セロー250ならそんな心配はほとんど無用です。
まず、オフロード走行を前提に設計されているため、転倒時のダメージを最小限に抑える構造になっています。
ハンドルガードを装備していればレバー類の破損はかなり防げますし、車体がスリムなのでエンジンやタンクへのダメージも受けにくいんです。
実際に山の中でパタンと倒してしまっても、引き起こして何事もなかったかのように走り出せる。
この精神的な安心感こそが、セローが冒険の相棒として選ばれる理由だと思います。
また、エンジンは空冷SOHC単気筒という、非常にシンプルで熟成された構造をしています。
水冷エンジンのようにラジエーターや冷却ホースの破損を気にする必要がなく、メカニズムが単純だからこそトラブルも少ないんです。
山奥でトラブルに見舞われると本当に心細いものですが、セローの頑丈さはどこへでも行けるという自信を与えてくれますよ。

二輪二足で楽しむ林道攻略のコツ

セロー250の代名詞とも言えるコンセプトが二輪二足です。
これはバイクと自分の足を使いながら、険しい道でも進めるスタイルのこと。
まさに、山歩きを楽しむトレッキングシューズのような感覚で乗れるバイクなんですよ。

林道初心者にとって一番の恐怖は足がつかない場所でバランスを崩すことではないでしょうか。
足場の悪い砂利道やぬかるみで停止するとき、足がつかないと立ちゴケのリスクが一気に高まります。
その点、セロー250はシート高が830mmとオフロード車の中では低く設定されており、さらにシートやタンク周りがスリムなため、数値以上に足つきが良いんです。
「危ない!」と思ったらすぐに両足をついて踏ん張れる。
この安心感があるからこそ、ちょっと荒れた道や急な坂道にもチャレンジしてみようという気持ちになれます。
また、ハンドル切れ角が51度と非常に大きく取られているのもポイントです。
狭い林道で行き止まりに遭遇しても、自転車のような感覚でクルッとUターンできてしまう取り回しの良さは、他の250ccオフロードバイクにはない大きな武器ですね。

エンジンの粘り強さも大きな魅力です。
特に1速や2速の極低速域でのトルクが太く、エンストしにくい特性を持っています。
アクセルをあまり開けなくても、アイドリング付近の回転数で登っていく感覚は、まさにセローならではの持ち味。
スピードを出して走破するのではなく、地面を噛みしめながら確実に進むという走り方ができるので、景色を楽しみながらマイペースに林道を楽しみたい方には最高の選択肢になるはずですよ。